医療経営情報
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文書作成日:2025/04/30
都道府県別にみる外来受療率

ここでは昨年12月に発表された調査結果(※)などから、都道府県別に病院と一般診療所、歯科診療所の外来受療率をみていきます。

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病院の受療率は1,220

 上記調査結果から、都道府県別に医療機関の種類別の外来受療率(推計患者数を人口10万対であらわした数。以下、受療率)をまとめると、下表のとおりです。

 全国の病院の受療率は1,220で、前回調査の結果である2020年の1,167より増加しました。都道府県別にみると、高知県が2,008で最も高くなりました。最も低い神奈川県の942とは、2倍以上の違いがみられます。

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一般診療所の受療率は3,614

 全国の一般診療所の受療率は3,614で、前回の3,435より増加しています。都道府県別にみると、愛知県が4,415で最も高く、最も低いのは沖縄県の2,584でした。

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歯科診療所の受療率は1,016

 全国の歯科診療所の受療率は1,016で、前回の1,056より減少しました。

 都道府県別では、大阪府が1,370で最も高く、京都府が602で最も低くなっています。隣接した府同士でも大きく異なっています。

 都道府県によって医療機関の受療率には違いがみられます。貴院の所在地の状況はいかがでしょうか。

(※)厚生労働省「令和5年(2023)患者調査
 層化無作為に抽出した医療施設の患者を対象に、3年に一度実施されます。この調査では、2023年10月中の指定した1日の推計患者数などを調べています。

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